惜しむ声が続々。銀座の老舗キャバレー「白いばら」来年閉店へ
銀座の名店、ついに閉店へ。
昭和初期に開店し、今も昔も愛されていた旧き佳き老舗グランドキャバレー「白いばら」が、来年2018年1月10日を持って閉店することになったと、ツイッターユーザーで珍スポット系のカリスマ雑誌『八角文化会館』などにも寄稿している、ほいじんが(@garaguda)さんがツイートし、閉店を惜しむ声が挙がっています。
【さよなら】昭和6年(1931年)創業、銀座の老舗グランドキャバレー『白いばら』が、来年1月10日をもって閉店。86年の歴史に幕。https://t.co/ZVV33vbN0T pic.twitter.com/MIJXrG7T9v
— ほいじんが (@garaguda) 2017年10月28日
銀座の老舗キャバレー「白いばら」と言えば、創業の昭和6年(1931年)より、86年目を迎えた、今もなお営業を続ける貴重な正統派キャバレーの一つ。
同店の特徴は、何と言っても入り口にある横長の大きな日本地図。そこには在籍しているホステスさんの名前(源氏名)が「出身都道府県ごと」に掲げられており、自分と同郷のホステスさんを指名しやすくしています。地元話に華が咲き、方言の訛りも共有できるというわけですね。
日本地図の下には大きく「あなたの郷里の娘(こ)を呼んでやって下さい」と書かれています。
同店のHPによると、
毎日、約100名のフロアレディと生バンドによる音楽ライブや、プロのダンスショーもあり、TVや映画のロケなど、マスコミからも注目される有名店です。
との紹介文が掲載されています。銀座のど真ん中にある老舗ということもあり、ここは有名人や財界人の来店も多く、しかも明朗会計。
わざわざ地方から足を運ぶ常連客も多いというこの名店が、ついに閉店してしまうというツイートには、昭和時代の雰囲気を色濃く残すレトロな空間のファンや、実際に同店へ通っていたお客さん、そしてこのツイートでこの店を知ったという若い世代まで、多くの人々から惜しむ声が続々と挙がっています。
Twitterの反応
ここの社長に店内案内してもらったことある…ずーっと銀座の名物だったのに残念
— えりこはる (@erikoharuby) 2017年10月29日
むかしアルバイトで白バラさんの近くで働いていました
常にお店の前は綺麗で従業員さん誰もが優しい上品なお店でした
お見送りには昔ながらの優しい言葉が聞かれる温かいお店のイメージだけが残っております 残念— にゃごご 2855同田貫引きずる猫 (@nyagogo5656) 2017年10月29日
ええええええええええっ!!!日本地図に源氏名書いてあったり、素晴らしい昭和の風景が!寂しいですね。
— dj_kinaco (@DJkinaco) 2017年10月28日
銀座もどんどん老舗が消えていきます(´-ω-`)同じブランドの店ばっかりそんなに必要?銀座も世代交代が激しいので仕方ないのかな…
— v.mani (@fancymeetyou) 2017年10月29日
あの日本全国の方言を取りそろえたキャバレーかしら?だとしたら余計に残念だ。。。
— 偽アザラシ@名誉白人 (@FakeAzarashi) 2017年10月29日
漫画家西原理恵子氏が雑誌の企画でホステスさんのバイトしてて、ここのスタッフの方すべて、心がある方だった。寂しいですね。
— motomomo (@motomomo86) 2017年10月29日
老舗のお店がまたひとつ閉店。
寂しい限りです。— fanfan (@fanfannko) 2017年10月29日
これは残念です。折しも酒田のグランドキャバレー「白ばら」がクラウドファンディングによって改装・復活が決まったところなのに。。 https://t.co/ir3pRpUAlT (このクラウドファンディングは成立したそうです)
— 田中 宏 -Hiroshi Tanaka (@tanarin_h) 2017年10月29日
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image by: Wikipedia
※本記事はMAG2 NEWSに掲載された記事です(2017年10月29日)